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生物知能デザイン・ロボティクス研究室

スタッフ

梅舘拓也 教授

研究内容

— 生物の「しぶとさ」をデザインし、ロボットの常識を塗り替える —
「生き物は,なぜあんなに自由自在に,しなやかに動けるのか?」私たちの研究室では,自然界の生物が持つ驚異的なメカニズムを解明し,それを超える「新しいロボット」を創り出すことを目指しています.

研究のコンセプトは,身体・知能・デザインの融合です.従来のロボットは,硬い部品をコンピュータでガチガチに制御するものが主流でした.しかし私たちは,「柔らかい身体(ソフトロボティクス)」と「自律的に考える仕組み(自律分散制御)」,そして「デジタル工作(3Dプリント・折り紙・プリンテッドエレクトロニクス)」を組み合わせることで,環境に合わせて自ら形や動きを変える「生物のような知能」を追求しています.

生物模倣ソフトロボティクス:アメーバや粘菌のように,脳がなくても周囲の環境にあわせて動く仕組みをロボットに移植します.

  • イモムシ型ロボット: 少数のモータだけで前進・旋回する驚きのメカニズムや,枝の上でバク転するアクロバティックな動きを実現します.
  • アメーバ・粘菌ロボット: 決まった形を持たず,狭い場所をすり抜けたり,千切れても動き続けたりする「しぶとい」知能を開発します.
  • 腸ロボット: 生物の腸を模した構造で,複雑な物質を混合・輸送する新しい搬送システムを研究します.

デジタル・ファブリケーション:3Dプリントが「骨格」や「機能」を創る.

  • 3Dプリンタやレーザー加工機を駆使して,ロボットの「身体そのもの」に機能を持たせます.
  • 自動設計される骨格: 握るものに合わせて,リアルタイムで自分の骨格を生成するインテリジェントなハンドを開発しています.
  • 折り紙・双安定構造: 「折る」ことで生まれる特殊な力を利用し,電池なしでもパチンと高速に変形する高度な機構をデザインします.

次世代マニピュレーション:優しく.かつ器用な「手」の創造.

  • 連続体ソフトアーム: つかんだ後に引き寄せる/押し出す,強くつかむ,優しくつかむなど所望の動作が可能な連続体アームの開発.
  • 多機能グリッパー: イモムシの動きに着想を得て、物を「握りながら回転・移送」できる器用な指先を創り出します.
  • スマート・スキン: プリンテッドエレクトロニクスを使い,触られた感覚をリアルタイムで感知し,自律的に反応する「賢い皮膚」を持つロボットを創ります.

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生物知能デザイン・ロボティクス研究室

京都工芸繊維大学
工芸科学部 機械工学課程

機械物理学専攻/
機械設計学専攻