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概要

教育と研究のキーワード

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「持続可能な」「知的な」「丈夫な」機械技術により「豊かな未来!」をクリエイト

はるか未来を豊かに想像するSIR機械技術を開発

サステナブル社会に向けた知的でタフな機械技術の発展を目指しています

はじめに

私たちの機械工学課程および専攻は,21世紀の課題であるエネルギ問題と地球環境問題に正面から取り組んでいます.
現代社会では一つ一つのものを個々に考えていくだけではなく,それぞれのものが互いに及ぼす影響や関連性を考慮すること,すなわちシステムという視点が必要になってきています.そしてまた,それらのシステムが新しいシステムを構築していきます.つきつめれば地球そのものを1つのシステムとして捉えて行かねばなりません.一方で,私たちの生活は,エネルギの消費と創出の繰り返しによって営まれていると言えるでしょう.これらの営みの集積もまた地球そのものを 1つのシステムとして捉えていくことにつながって行きます.このような観点が本学の機械工学課程および専攻の教育と研究の背景にあります.
私たちには,まず,現状把握のための計測・分析,そしていろいろなシステムのメカニズムの解明が必要です.次に,クリーンエネルギや資源循環型材料を利用したシステムの開発,そしてそのシステムが本来の機能を果たすための制御機構の構築などが必要になるでしょう.
本課程では,これらのテーマの具体的な実現に向けて理論と実験の両面を考慮しつつ,さらに,自分自身で課題を見出し,それを解決できる「自己デザイン能力」を有する高度技術者の養成を目指して有機的な教育・研究活動を行っています.

概要と構成

21世紀に目を向けるとき,機械工学はわが国が技術立国として世界をリードしていくための基幹となる学問分野です.機械工学課程は、前身の機械システム工学課程を基に時代の進展と社会の変化に柔軟に応えうる工科系人材の育成を目指して、教育力、研究力を一層高めるため、平成27年4月に発足しました.

現在の科学技術の急速な進歩は,人類の活動領域をこれまでになく拡げ,人間社会の発展と福祉の向上に大きな役割を果たしてきましたが,同時に,人間疎外感の高まりや自然破壊の進行等,さまざまな社会問題や弊害が引き起こされてきていることも見過ごすことはできません.テクノロジーは,いうまでもなくさまざまな科学を基盤とし,われわれ人間にとって有用かつ生産の向上に資する生産技術に係る学問領域ですが,それには常にハードとソフトの両面があります.例えば,機械の性能やメカニズムの高度化,効率化を目指すのが前者であり,それを用いる人間との結びつきの調和を追求するのが後者です.

本課程は工芸科学部(School of Science and Technology)の設計工学域(Engineering Design)にあって`Harmony of Advanced Technology and Better Human Life'のもとに,とかくハード面に偏りがちである機械工学をソフトテクノロジー (soft-technology) 的側面からも重視して教育と研究に当たる点に他大学の機械系教育と大きく異なる特色があります.そのため,ソフトテクノロジーの基礎をなすデザインや数理科学面の教育にも力を注いだカリキュラムが組まれています.課程の教育にあたっては,エネルギ/材料・加工/知能機械システムをキーワードに,熱・流体工学系/材料強度学系/材料加工学系/計測・制御工学系/を中心に教育プログラムを構成しており,自分の興味に沿った履修科目を選択して受講できるようになっており,個々人の個性が十分に発揮できるようにきめ細かい配慮がなされています.

なお、本教育プログラムはJABEE(日本技術者教育認定機構)の認定を受けています.

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概要

京都工芸繊維大学
工芸科学部 機械工学課程

機械物理学専攻/
機械設計学専攻