menu

坂根 慎治 (助教)

大規模計算による高精度凝固組織予測手法の開発

  • 並列演算性能の高いGPUを複数並列する大規模計算手法によって,典型的な凝固組織形態であるデンドライトの3次元競合成長シミュレーションを可能とする.
  • 凝固中のマルチフィジックス(固液相変態,熱・溶質の移流拡散,液相流動,固体の運動)を表現可能な高効率計算手法を構築する.
  • デンドライト凝固シミュレーションの複数GPU並列計算に解適合格子法を適用することで計算の更なる高速化を図る.これにより,液相流動や固体の運動など,計算コストの高い物理現象を考慮した3次元大規模凝固組織予測シミュレーションを可能とする.
  • これらの大規模計算手法は,鋳造品や溶接部,積層造形物の品質を決定付ける凝固組織形態を高精度に予測するだけでなく,不透明かつ高温な金属溶液中において生じる現象を明らかにすることで凝固プロセス設計の最適化にも活用できる.

関連リンク

ページトップ

坂根 慎治 (助教)

京都工芸繊維大学
工芸科学部 機械工学課程

機械物理学専攻/
機械設計学専攻