巽 和也 (教授)
次世代の熱機器の設計と熱物理の理解の深化につながるナノ・マイクロ熱輸送に関する課題解決と制御技術の研究開発を行っています.
-創る- 熱・流体デバイスの開発と現象解明
高精度な熱・流動制御技術を開発し,その技術を伝熱促進機構およびバイオ・医療・半導体デバイスに実装するとともに,デバイスを活用したナノ・マイクロスケールでの現象解明を進めています.
- 粒子・細胞の運動制御と整列技術を実装したマイクロ流体デバイスの開発
- 粘弾性流体を用いたミリ・マイクロスケールの微小流路における伝熱促進技術の開発
- 複雑流路・ナノワイヤ-ネットワークでの流動・電流・伝熱特性の解明
- マイクロ流体デバイスを用いた血流・血栓のダイナミクスと輸送特性の解明
- 半導体デバイスの熱特性評価
-診る- ナノ流動・温度計測技術の開発
光学計測に基づくナノ・マイクロスケールでの流体・固体の温度・流動計測技術を開発し,物理特性の理解とデバイスの信頼性評価に応用しています.
- サーモリフレクタンスイメージング計測技術によるナノ・マイクロスケール固体表面温度の計測
- 蛍光偏光法を用いたマイクロスケール液体温度計測技術の開発
-知る- 伝熱評価法の開発
確率論等を用いて伝熱工学における物理現象と機器の性能を簡便な数理式(Thermal Compactモデル)で表すことで,新たな分野の展開を提案しています.
- 確率論と決定論を用いた複雑流路の流動・伝熱・沸騰モデルの開発
- ナノワイヤネットワークの電流・シート抵抗モデルの開発
